走って、走って、ときどき海遊び

ラスコです。人生3分の2を終え残りは、ジョギングで走って、ロードバイクで走って、ときどき釣りとウインドサーフィン.....

今週のお題:「私のちょっとした特技」

プチ特技だけど御飯食べるの早いです。
同時に食べ始めてもボクが食べ終わるときには他の人は3分の1ぐらい残っている感じ。

会社には他業種からの転職組も多数いて銀行や証券業界の人もいる。
この人達は食べるのも飲むペースも早いようです。

1分1秒を争っているのでのんびり食べていられないとか。特に証券会社は昼休憩が決まっているのでさっさと済ませるくせが付いているらしい。

証券出身でもないボクがなぜ食べるのが早いのか。それは小学校の時のトラウマが原因です。
トラウマ?・・・そう、あまりいい思い出ではない。


小学校の頃はとてものんびり屋で、のんびりというより人に合わせるのが苦手で、
給食を食べるのも人より遅かった。

小学1年か2年の頃、授業参観で給食時間も親の見学時間だったとき、
いつもより緊張して余計に食べるのが遅くなって時間中に食べ終わらなかった。
後になってから親からとても怒られた。
人にあわせられない、協調性がないといって怒られた。

それにショックを受けたのかどうか自分では分からないが、
給食が食べられなくなってしまった。
楽しいはずの給食時間がとても辛い時間になった。

病院にも行ったことがある。
レントゲンを撮ったりもしたが別に体に異常があったわけではなく
精神的な物であることは医者にもわかったのだろう。
「給食をちゃんと食べないとお腹を切って手術しなくちゃならないけどどうする。
ちゃんと給食たべれば手術しなくて済むけど、ちゃんと給食食べるね。」
と諭された。

ちゃんと食べると約束したけど、やっぱり食べられない。
誰にも相談できなくて小学校を辛い思いですごした。
好きなおかずだと気にしないで食べられるようになったので
やっぱり病気じゃないんだとは思っていた。

中学に進んでからプレッシャーも和らいできて
完全に治ったのは高校になってから。
何がきっかけということでもなく
給食が食べられないという気持ちを思い出さないようにした。
周りの友達と楽しく時間を過ごせるようになって快方に向かったようだ。


早く食べなければいけない、
というプレッシャーから食べるのが早くなってしまった。
食べるのが早いのは噛む回数が少ないからだろう。
胃が丈夫だから何とかなっているようなもので、
脂っこいものを速いペースで食べるとお腹をこわすこともある。

健康からもダイエットからも、
ゆっくり噛んで食べないといけないように言われるけど、
ボクには小学校からの何十年間もの辛い思い出がある。
早食いには実は誰にも言えない事情があるんだ。