走って、走って、ときどき海遊び

ラスコです。人生3分の2を終え残りは、ジョギングで走って、自転車で走って、ときどき釣りとウインドサーフィン.....

今週のお題:○○料理が好き!

手、家庭、田舎、イタリア、ロシア、フランス、日本、・・・、あれこれと○○に文字を入れてみたけどなかなか思いが続かない。品物を入れてみて続けているうちに、天ぷら、豆腐、海鮮。魚料理なら書けそうだ。魚料理が特に得意なわけでもないし、好きなわけでもない。好きな釣り関連で書けそうだ。
そう、釣り、特に海の磯釣りが大好きなんだ。会社の友人に黒鯛釣りやってみなかと誘われたのが始まりで、当初はあまり乗り気でなかった。ウキをのんびり眺めていてもすぐ飽きてしまうんじゃないか。誘われたお付き合いで1回だけ行ってみることにした。
それがなんと楽しいことか。いつ釣れるかも分からない中で何時間も集中力を切らさず、夜明け前から日が沈んで真っ暗になるまで12時間以上を平気で過ごした。

釣りなんて竿にウキを買ってしまえばあとはえさ代だけで安上がりなんだろうと思ったら大間違い。最初は釣り用品店のワゴン販売で1個2600円のリールや1本8000円の竿で十分に楽しんでいたのが、5万円のリールや10万円のロッドに変わるのに時間はかからなかった。
アジ、サバ、メバルメジナカサゴ、カワハギ。黒鯛狙いと言っても様々な魚が釣れて、ほとんどの魚種が食べられるのが海釣りの楽しみのひとつだ。魚料理の本を買ってきて三枚おろしを見よう見まねで習った。
専用の出刃包丁、ウロコ取りまで揃えて準備万端。メジナメバルの刺身も試してみたけど恐る恐るで箸もなかなか進まない。一番おいしかったのはあまり手を加えないカサゴの唐揚げだったかな。クーラーボックスに入りきらなかった56cmのうすばはぎは味噌仕立ての鍋料理がうまかった。


今では釣れても家に持ち帰ることはなくなった。小魚を入れてあとでクーラーボックスを洗うのも面倒だし、磯魚独特の臭みが鼻について自分では食べる気にならないからだ。釣果自慢で生き物を無駄に持ち帰る必要もないだろう。魚は魚屋さんで必要な量だけ買って食べるのが一番良いような気もする。
ボクの魚料理はこれで終わった。今では出刃包丁もウロコ取りも錆びたままになっている。