走って、走って、ときどき海遊び

ラスコです。人生3分の2を終え残りは、ジョギングで走って、自転車で走って、ときどき釣りとウインドサーフィン.....

雪の朝

午後から晴れそうだったけどはっきりしない天気なので本日の逗子行きはなし。今週になって疲れがたまっているようなのでゆっくり週末2連休することにした。


ブルーレイプレイヤーにたまった録画を見て過ごすことにしよう。起きるなり外がやけにシーンとしているので窓から外を見る。それにしてもこの寒さは何。雪かよ。

朝6時起きしてさっそく2時間の映画WOWOWで録画した「ミラーズ」だけど途中でやめて削除。「カンブリア宮殿」「ガイアの夜明け」「Cool Japan」「NHKスペシャル」「美の壺」「週刊ブックTV」「水曜どうでしょうクラシック」「ワールドビジネスサテライト」等々一気に見る。
「水曜どうでしょうクラシック」はテレビ埼玉とBS朝日で放送する2本があるけど2本見るとさすがにくどくなる、「ワールドビジネスサテライト」は録画して翌日に特集だけ見る。気になる話題はメモを取りながら。

メモにして記録に残しておいたのは、TV東京の月曜夜、村上龍氏進行役の「カンブリア宮殿」3月22日放送分は、キューピーマヨネーズ、亀田製菓の柿の種、亀の子たわし、ホンダのスーパーカブ、など人々に長く愛されるロングセラー商品のなぜについて。ロングセラー商品について村上龍氏は考え次の通り語った。

「長く使われ愛される商品は重要なことを示唆する。作り手は30年50年100年と使われ続ける商品を作ろうとは考えなかった。また儲けようとも思わなかった。人々の暮らしが少しでも良くなるようにと力と知恵と技術と体験を総動員して製品を世に送り出したのだ。その純粋な動機と努力の結晶は決して風化しない。利他的な努力は風化しない。」

企業の総合力として最終的に商品を提供していくまでの事業配分のマネジメントは当然必要だけど、仕組み的なとらえ方をするのとは別に人の有様をしっかり押さえておきたいと言うのが村上氏の訴えたいことか。人対組織というテーマは「限りなく透明に近いブルー」以来の村上氏の一貫したテーマなのかもしれない。

泣くだろう、笑うだろう、怒るだろう、喜ぶだろう、そういった生身の人間が組織活動と一体となったとき大きな力を発揮していく。人が商売をして金を得るというのはなかなか難しいことだ。
例えば、自分がどこかの店の販売員だとする。自分の売っている商品が自他共に認める世界一の商品なら自信を持って誰にでも「すばらしい商品だから是非お買い求めください」と何の迷いもなく販売できるだろう。残念ながら世界一の商品を売る機会はそうはない。たとえライバル会社の商品の方が優れていると知っていても自社商品を売らなければならない。このとき自分はウソを言っているというジレンマに陥る。人に物を売るということは常に罪悪感との戦いになるのだ。
これをどこかで断ち切らないと販売という仕事に疑問を持ってしまい、いつしかその場を立ち去ることになるだろう。生活のために当たり前のことだと思い切ってしまうこともあるだろうし、今自分が活動できる範囲で最良の物を提供するのだと考え直してみることもある。決して世界一の商品でなくても人の役立ちのために最善の努力を注いでいると言う、一途で純真な思いによって罪悪感から解放され、迷いなく商売を続けることが出来るようになる。


マネジメントと言えば真っ先に思い浮かぶのがドラッカーだ。最近はドラッカーブームとか特集もあった。流行っていると言っているのはドラッカー本を独占して出版しているダイヤモンド社だけかもしれないけど。
学生時代にドラッカーの著書「マネジメント」を使った授業を受けたことがある。ぶちのめされた思いをした事を今でも覚えている。いつかはこのときのぶちのめされた思いをまとめておこう。


晴れてて日差しが部屋に差し込んできた。午前中の早い時間に晴れ間が広がり始めた。逗子ではプレーニングコンディションの良い風が吹いていたようだ。良いコンディションのがしてちょっと惜しいけど今週はゆっくり体を休めて過ごすことにした。