走って、走って、ときどき海遊び

ラスコです。人生3分の2を終え残りは、ジョギングで走って、自転車で走って、ときどき釣りとウインドサーフィン.....

今週のお題:レコードの思い出

Hatenaの今週のお題は「マイ・ミュージック」。音楽にまつわる話を考えてみよう。
音楽でお好きなジャンルは何ですか?って聞かれると答えに困る。特にジャンルで分けているわけでもなくて自分の耳に心地よければ、洋物和物、クラシック、ポップ、ジャズ、波の音だけでもいい。
そんな自分にぴったりの放送局があった。BS放送WOWOWの裏番組で音楽専用放送局St・GIGAだ。クラシック、ジャズ、フュージョン、ポップ、新譜CD丸ごと放送、波の音もあった。月600円の有料放送だったけど、あまり聞く人もいなかったのだろう、数年で倒産して放送打ち切り。放送終了ということで急いでMDに録音。今St・GIGAは60枚ほどのMDで手元に残っている。


ジャンルにこだわらず効くようになったのは幼い頃からだったようだ。子供のくせして一番のお気に入りは「ピンクフロイド」。

原子心母

原子心母

何年分ものお年玉を貯めてようやく買ったパイオニアのステレオセット。せっかくのステレオでも手持ちのレコードは数枚。NHKやFM東京の放送を聞くのが楽しみだった。
FM東京の日曜朝、神太郎氏がパーソナリティの音楽番組でピンクフロイドの「原子心母」が放送された。この曲はいったいなんなんだ。シンセサイザーが鳴り響き、クラシック?ロック?叙情的だったり、ビートがはじけたり、コーラスが鳴り響き壮大なエンディングを迎える。
音楽を聴いてこんなに衝撃を受けたことはなかった。組曲形式でLPレコード一枚で一曲。長い曲を聴き終わると脱力感。


それから何ヶ月間か小遣いを貯めてレコード屋へ。何度もすり切れるほど聞いたけどCDの時代になってレコードは捨ててしまった。CDで買い直そうかと思ったけど、なぜかその気にならない。
少ない小遣いを一生懸命に貯めて買ったレコードだからこそ価値があったのだろう。今も自分の心の中に「原子心母」はあり続ける。